《食事について》
我が家には食物アレルギーの子供(末娘)がいます。小麦・卵・乳のアレルギーです。このアレルギーに気が付いたのは、離乳食の7〜8ヶ月目の時でした。長男・長女には食物アレルギーは無かったので、まさかの出来事でした。
その内良くなると楽観的に考えていましたが、4歳になった時に全然改善せず、むしろどんどん悪化しているように感じました。また、同時に長女がアトピーになりました。もう危機的状況で、何かを変えざるを得ない状況になりました。
慌てて夢中で色々調べていくうちに、食事を見直して、免疫力を高めることがいい方法だと知り、食事療法を取り入れることにしました。
それを進めながら、食物アレルギー対応アドバイザーの資格も取りました。
食事療法を始めて3ヶ月で子供達の身体が変わった実感がありました。風邪を引かなくなりました。半年後、私自身も不調続だったのが、不調のいくつかが改善されていきました。身体は食べたのもから出来ていると言われる理由がよく分かる出来事でした。
食事療法をしてから、子供が風を引くことが無くなったので長男も長女も学校を休まなくなりました。末娘も保育園の4分の3が胃腸炎で休んでいたのに、残りの6名くらいで出席したくらいです。先生にもビックリされました。
・食事療法を始めて2年以上になりますが、家族は誰も風邪を引くことなく元気です。
【行った食事療法とは】
★まずは調味料を全て変えました。塩、砂糖、醤油、酒、みりん、味噌、出汁、にこだわり、料理に添加物を極力減らしました。食物アレルギーがあるので、元々拘ってはいましたが、調味料のみでいかに美味しく食事を作れるか、これが重要です。
・塩は天然の塩(ミネラルが豊富)です。
・砂糖は白砂糖は一切使わず、お菓子や米粉パンに使用するのは甜菜糖です。(キビ糖や黒砂糖も良いですが、身体を冷やすという観点では、甜菜糖が一番冷やさないと知り、甜菜糖を使用しています。)
・醤油は大豆と小麦と食塩のみ作られた有機醤油です。
・酒は純米酒で、飲んでも美味しいお酒です。
・みりんはもち米と米麹と焼酎のみで作られている本みりんです。(美味しくておススメは三河みりんです。リキュールのように飲んでも美味しいみりんです。)
・味噌は大豆と麹と塩だけで作った菌が生きている添加物無しのものです。
・出汁の昆布は小さく切って、そのまま味噌汁にも入れっぱなしで食べるとか、いりこと鰹節はミルサーで粉々にして、そのまま出汁として入れてしまうとか、料理人からしたら邪道かもしれませんが、簡単で全て食べられて栄養満点です。
★水をミネラル水に替えました。
★米を白米から3分づき米に替えました。(玄米はお腹を壊し合わなかったので。)
★野菜をとにかくたくさん食べるようにして、なるべくオーガニック(有機)の野菜にしました。出来るだけなので、普通の野菜も買いますが。
★料理に砂糖を使わないようにしました。コクを出したい時に蜂蜜を少し入れます。素材の味が引き立ち、これは大正解で、子供達も味覚が変わりました。
★小麦アレルギーの娘に合わせて、小麦をやめました。全て米粉に切り替えました。
★末娘の乳アレルギー、長男も長女も乳糖不耐症(多分私も)のため、牛乳や乳製品をやめて、豆乳に切り替えました。これも大正解で、お腹を壊すことがなくなりました。
★発酵食品を食べるようにしました。塩麹や醤油麹を手作りしてドレッシングも手作りの麹ドレッシングにしています。とても美味しいので、ドレッシングも買わなくなりました。(糠漬けもしましたが、子供があまり食べないのでやめていますが、また機会を見て作るつもりです。)
上記をしたら、料理は美味しくなるし、健康になるしで、子供たちは大喜びです。
更に、無駄な調味料を買わなくなり、冷蔵庫がスッキリしました。高い調味料を買っても、食費は上がりませんでした。むしろ安くなったかな?という感じです。
【オススメの調味料について】
・塩は食卓塩には海の精を使用しています。料理に入れる塩は天日海塩という塩です。
・みりんは三河みりんです。値段も高いのですが、料理酒を入れなくてもいいので、料理酒代が節約できます。リキュールのような美味しさがあります。
・みそは国産大豆と麹と天日塩のみの味噌を探してください。アルコールとかダシが入っているのはお勧めしません。味噌の蓋に空気口があるのが生きている味噌です。発酵し続けている味噌を選んでください。
あとは、手作り味噌をお勧めします。作るのは楽しいし、とても美味しいです。国産の大豆と天日塩と麹で混ぜて作った味噌の味噌汁は、子供達の大好物になりました。
・ダシになりますが、最近はダシにも砂糖が入っています。ダシに砂糖は必要ありません。煮干しや昆布や鰹節のみ作られたダシをお勧めします。